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第6回 ISO14001認証取得活動スタート~現場での環境を考えよう
その弐:環境側面の抽出(続編)~

B社は、来期に向けてISO14001の認証取得を目指す設備メンテナンス会社です。 B社は食品製造業であるA社の子会社として1年前に設立され、全国に数ヶ所あるA社工場設備のメンテナンスの他、関連会社の設備のメンテナンスと設備の入れ替え工事等を請け負っています。

第一ステップとして、環境方針を作成するために必要な社内の実態把握をすることになりました。

(部門長会議にて・前回の続き

N専務:
「どない?書けた?」

メンテナンス部門C課長:
「一応は書けましたけど、“環境に関連する要素”って考えると、ちゃんと網羅できてるかどうかは自信ないですよ。」

N専務:
「そら専門家やないんやから、しゃーないんちゃう。細かい所は後で埋めていくから、今回の表は叩き台やと思ってくれてええわ。どれどれ?」

N専務:
「ええんちゃう。こんな感じで他の設備の修理とかメンテナンス、巡回事例でも書いといて。」

メンテナンス部門C課長:
「もしかして、例えば修理やったら、取り扱ってる設備全部の分を書くんですか?」

設備部門K課長:
「!?」

N専務:
「そらそうやで。最初に、この作業は業務工程で必要なもの・出るものを洗い出す作業やって言うたやろ?今のCやんの事例は、“冷却配管の水漏れ”やけど、配管作業は水漏れ修理だけちゃうやろ?」

「まあ、自分らの仕事を振り返る良い機会やと思って、やってみてや。」

設備部門K課長:
「・・・はい。これは、いつまでにやったら良いですか?」

N専務:
「そうやな。来週末までに提出してもらおうか。さっきも言ったように、これは叩き台として考えてるから、分からんかっても書いてみてやー。ポイントは表の真ん中の“活動/プロセス”をきっちり書いてから、“インプット”と“アウトプット”を書くことや。後はどうにでもなるわ。」

設備部門K課長:
「ほんで、これ書いたら次はどうするんですか?」

N専務:
「環境に関する要素を洗い出したら、次はそれがどれくらいの量があって、どんな影響があるかっちゅーのを見ていくんや。」

メンテナンス部門C課長:
「でもどんな影響があるかなんて、自分らでは分かりませんけど・・・。」

N専務:
「これからは、そういうのも含めて毎月勉強会しながら進めていくから、頼むで~。」

(次回へ続く)

環境側面の抽出のポイント

環境側面抽出は、業務工程で必要なもの(インプット)と出るもの(アウトプット)を洗い出す作業です。重複しても良いので、とにかく書き出すことがポイントです。

作成したものを「叩き台」として、色々な人の意見を聞きながら完成させると良いでしょう。

環境側面抽出表の“活動/プロセス”をまとめることで、作業工程の見直しにもつながりますので、時間をかけてじっくり作成することをお勧めします。

次回は、「現場での環境を考えよう ~その参:環境影響~」をテーマに学習します。