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第4回 コンプレッサの入れ替えとISO14001~環境影響評価~

A社は昨年12月にISO14001を認証取得した食料品製造業です。保全部の新人A君は先輩であるSさんと供に、予定通りコンプレッサの入れ替えを完了させました。

新人A君:
「フー。これでコンプレッサ入れ替え作業も一件落着ですね。」

S先輩:
「・・・。」

新人A君:
「え!?まだ何かあるのですか??」

S先輩:
「コンプレッサを入れ替えた、ということは環境に変化があったということなんだ。ちなみに、今回、何故コンプレッサを入れ替えたのだと思う?」

新人A君:
「単純にコンプレッサが古くなったからですよね。」

S先輩:
「うん、そうだね。では、何故同じ機種ではなくて今回のものに変更したんだろう?」

新人A君:
「今回入れ替えたものは、2つともオイルフリータイプ(※)だし、1つはインバータ式だから省エネにもつながるし・・・」

※オイルフリータイプは圧縮空気に油分が混ざらないことから、ドライヤーやフィルターのドレインに油が混ざらなくなるので排水の水質汚濁防止に貢献します。 その他、製造している製品に油分の混入などの悪影響を及ぼしにくい等のメリットがあります。

S先輩:
「つまり、入れ替えによって環境に対して良い結果につながった、ということだよね?」

新人A君:
「それはそうですね。」

S先輩:
「何にどのような良い影響があると思う?」

新人A君:
「省エネ・・・?」

S先輩:
「省エネするとどうなるの?」

新人A君:
「使用エネルギーが少なくて済むので、資源節約とか、二酸化炭素削減です。環境とは違うかもしれませんが、エネルギーコスト削減にもつながりますよね!」

S先輩:
「コスト削減は重要だよ!“環境のために”も必要だけど“会社のためになるか”を優先しないとISO14001に取り組む意味がないからね。詳細はまた今後説明するよ。」

新人A君:
「はい。お願いします。」

S先輩:
「話は戻るけど、コンプレッサの入れ替えで、それがどのくらい環境に対して影響があるのかを評価する必要があるんだ。環境に対して“著しく影響を与えるもの”を会社は管理しないといけないからね。つまり、新しいコンプレッサが著しい影響を与えるものかどうかを確認する必要があるってことだよ。」

新人A君:
「つまり、会社が環境という面で管理しなければいけない設備が何か・・・を、その環境影響評価で判断する・・・ということですか?」

S先輩:
「そういうこと。でも、設備だけじゃなくて会社が行う活動、製品やサービスの要素についても評価する必要があるんだよ。」

新人A君:
「活動、製品やサービスの要素って何ですか?」

S先輩:
「例えば、会社の活動には営業や事務、製造等がある。製造で言えば原料の購入、加工するための機械、機械を動かすためのエネルギー・・・等が必要だよね。物事を分解していくと要素が見えてくるよ。」

新人A君:
「へー。なるほど。物事の過程をそれぞれ評価するってことですね。」

S先輩:
「その通り!で、今回は新コンプレッサの環境影響評価をするってわけ。」

新人A君:
「分かりました。・・・ふと思ったのですが、古いものを廃棄しているから、環境に対し悪い面もあるのではないでしょうか?」

S先輩:
「確かにその通りだ!廃棄する時は、廃棄する(=ゴミになる)という観点で環境影響評価が必要になるね。」

新人A君:
「ですよね。」

S先輩:
「企業活動をする上で、必ず環境に対し何らかの影響を与えているんだよね。悪い影響はなるべく少なく、逆に良い影響はドンドン増やしたい、それを上手くコントロールする方法の一つにISO14001があるわけさ。」

新人A君:
「勉強になりました!」

環境への影響

会社の活動、製品やサービスの要素が変更した場合、環境にどのような影響(良い影響、悪い影響も含む)があるのかを評価します。 評価の結果、著しい影響がある場合は、会社がその要素について管理しなければなりません。 評価基準や方法は会社毎に異なりますが、考え方は同じです。設備入れ替え時には、注意しましょう。

次回は、「コンプレッサの入れ替えとISO14001~環境目標~」をテーマに学習します。