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第3回 ISO14001認証取得活動スタート~内部監査員とは~

B社は、来期に向けてISO14001の認証取得を目指す設備メンテナンス会社です。
B社は食品製造業であるA社の子会社として1年前に設立され、全国に数ヶ所あるA社工場設備のメンテナンスの他、関連会社の設備のメンテナンスと設備の入れ替え工事等を請け負っています。

A社所属のSさんは、B社のISO14001システム構築のためのアドバイザーとして毎月1回B社へお手伝いに行くことになりました。
B社の役員N専務と一緒に取り組みます。

今日は最初の打ち合わせ日です(第2回の続き)。

N専務:
「“内部監査員”って何のことかな?」

Sさん:
「内部監査は、その名の通り会社の(内部の)人間が会社を監査することです。会計監査は、 不正会計をしていないか外部の専門家が監査しますが、ISO14001の内部監査は、会社内部の人間が監査することを言います。内部監査員は、その内部監査をする人のことです。」

N専務:
「誰がやってもええの?」

Sさん:
「内部監査員になるには、規格の理解が必要ですし、その人の人間性とか判断力とか評価すべきことがあるのです。 どのような人が内部監査員に相応しいか基準を作り、基準を満たす人を内部監査員として社内認定します。 役職は関係ありませんので、平社員が部長クラスの方に内部監査するということもあり得ます。」

「ただし、公平性を守るために自分が所属する部署の内部監査はできない決まりになっています。 ありのままを正確に報告しないと意味がありませんから。」

N専務:
「部長から言わせれば、自分の部のことは自分が一番知っとるはずやから、部長がするのがええんとちゃうんかいな?」

Sさん:
「分かっていても多忙なために解決を先延ばしにして忘れていたり、上に報告せずにコッソリ解決してしまいたい・・・というケースも意外とあると思いますよ。あとはひいき目で見てしまったりすると、公平性が欠けますからね。」

N専務:
「ああーそー。色々あんねんなー。」

Sさん:
「ええ。でも内部監査でコツを掴むと結構面白いものですよ。会社の隠れた問題発掘は、宝探しですから!」

N専務:
「宝って何なん?」

Sさん:
「隠れた問題は、なかなか表面化する機会ってないじゃないですか。内部監査は問題が起きて大きなトラブルになる前に、早期発見をする目的がありますから!経営者にとって、有難いイベントだと思いますよ。」

N専務:
「あいつら嫌がるぞー。でも経営者側としては確かにそうやな。」

Sさん:
「はい。内部監査で発見された問題は、今すぐ対応が必要なのか、ほっておいても心配はないのか、 類似の問題は起きないか等を考えます。ちなみに、それをどのようにするのか指示し、完了確認する責任者が環境管理責任者です。」

N専務:
「だから、組織図の“内部監査員”の上に環境管理責任者がおるんやな。」

Sさん:
「はい。その通りです。」

N専務:
「よっしゃ!やるかっ!」

内部監査員

内部監査は、内部(会社)の人間が自身の会社のISO14001活動を監査することで、内部監査員は、会社が決めた内部監査員の基準を満たし、内部監査員として認定された人のことを言います。
内部監査は社内の隠れた問題を発掘する役割もありますので、ISO14001規格を理解する他、観察力があり判断力、指導力のある方を任命すると良いでしょう。

次回は、「現場での環境を考えよう」をテーマに学習します。