補助制御盤
EC-ISUは「復電再起動」、「凍結防止運転」、「カウンター」の機能を備えており、空気圧縮機に取り付けることで空気圧縮機をサポート制御することができます。
復電再起動
運転中の空気圧縮機が停電(瞬停を含む)による停止以降、復電すると自動的に内圧放気時間経過後に起動させる、復電再起動制御を行います。
(※旧EC-ARS/復電再起動盤はEC-ISUに統合され生産終了となりました。)
凍結防止運転

オプションの外気温度スイッチを接続すると、周囲温度が0℃付近まで下がった時に、自動発停中でも同様に、空気圧縮機を自動的に起動させて一定時間が経過後、停止制御を行います。夜間停止中になっている水潤滑機の循環水が凍結することによって起こるクーラーや配管の破損や不具合防止に有効です。 また、水冷式空気圧縮機の冷却水を凍結防止するためにポンプを運転している場合に、空気圧縮機内の油温が下がり過ぎて起こる不具合も抑制することが可能です。
オートドレイントラップ制御(新オプション機能!)
コンプレッサ運転中は周期的に数秒間電磁弁を解放しドレインを排出します。夏季、冬季で自動的に周期と解放時間を調整します。また設定によりコンプレッサの停止時にドレイン及びエアーを全量排出することも可能です。
「15A電磁弁キット」をドライヤ、アフタークーラ及びエアータンクなどのドレイン排出口に取り付けます。
- 既存フロート式オートドレインと並列に接続することで、故障の際も安心してお使いいただけます
- 凍結防止運転中に電磁弁を解放し圧力を低下させ、コンプレッサに負荷を増すことで凍結防止運転の効果アップが期待できます
「15A電磁弁キット」:オープン価格
カウンター
盤内部の表示機に、「通常起動回数」、「復電再起動回数」、「凍結防止運転回数」が表示されます。
PRESAGE-SX/SXQ
空気圧縮機台数制御盤PRESAGE-SX、SXQシリーズ(V1.10以降)に同様の機能があります。オプションの外気温度スイッチを、空気圧縮機側のレシーバ(保守接点)に接続すると凍結防止運転が可能です。
もっと詳しく
仕様表
サイズ(mm) | H:300 × W:250 × H:120 |
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扉 | 鍵なしスナップラッチ |
周囲温度 | 0~40℃ |
盤面操作 | STARTボタン、STOPボタン 連動 入/切セレクトスイッチ |
PLC | 三菱電機社製 MELSEC-FX3G |
電源 | コンプレッサ操作電源(200V)より供給 |
消費電力 | 40W以下 |
取付方法
空気圧縮機の正面扉などにビスで固定し、始動盤内端子台などと配線を接続します。オプションの温度スイッチは、クーラー付近に設置して配線します。